思わず買ってしまった書籍「ムダ」の省き方をレビューしていく。
というのも、著者のガジェマガ トーマス氏のブログとYouTubeはいつもチェックしていて、ブログを書き始めるきっかけにもなった人物。
そんな人が本を出版するのだから、買わない理由がなかった。
〔目次〕
- 「ムダ」の省き方 ①:すぐに試せる多くの生活改善を紹介
- 「ムダ」の省き方 ②:人生を効率化してゆとりある生活のきっかけにする
- 「ムダ」の省き方 ③:実践してみた生活改善術
- 「ムダ」の省き方 ④:まとめ
「ムダ」の省き方 ①:すぐに試せる多くの生活改善を紹介
本書では、生活をより改善するための方法が数多く解説されている。
特徴としては、その多くがすぐに試せること。
全部読んでみて、「結局どれも実行できなかったんですけど、、」とはならない。
どれもが即行動に移せる生活改善情報となっている。
具体的には、
- 固定費の削減
- 時短術
- 情報取得の効率化
といったものがあげられる。
このほかにも、健康管理や断捨離といった生活の「ムダ」をなくす考え方や実践術が解説されている。
- なぜかいつもお金が足りない(貯まらない)
- 好きなことをする時間がない
といった「今の生活にもう少し余裕が欲しい」という人に読んでもらいたい。
「ムダ」の省き方 ②:人生を効率化してゆとりある生活のきっかけにする
この本を一言でまとめると、
「ストレスなく生活を改善し、今よりゆとりある生活を目指す解説書」
といった内容。
全体の流れは、
お金→時間→情報→思考法の順でムダを省き改善する
出典:「ムダ」の省き方 お金・時間・モノ・情報・逃げ方の現代流改善術(2021年7月26日 ) 著者/トーマス ガジェマガ
というストーリーですすんでいく。
紹介される改善術は、
- ストレスを伴わない
- コストよりもリターンが大きい
といった点にスポットが当てられている。
言い換えるなら、無理をしてでも大きな成果を上げるようなものは紹介されていない。
やたらと意識高い系を目指すというよりは、「楽に生きるための工夫」を教えてくれる。
「うわぁ、、こんな完璧超人ついてけねぇ、、」とは絶対ならない。
読みすすめると、むしろその逆を目指している気さえしてくる。
「ムダ」の省き方 ③:実践してみた生活改善術
ここからは、「ムダ」の省き方を読んで実際に取り入れた生活改善を3つ紹介する。
実践してみた生活改善術 ①:通信回線の見直し
まずはスマホの通信契約を見直した。
改善前の契約内容と料金は以下のとおり。
月額にして合計3,638円(税別)。どう考えてもこんなに要らない。
今は楽天モバイルが無料期間だから高額に感じないが、それもいつか終わりがくる。
無料期間が終了すると、最大で月額6,618円(税別)になる。
つまり、1年間で6,618円 × 12ヶ月 = 79,416円(税別)。
息してるだけで1年に約88,000円の出費。いくらなんでも高すぎる。
これが固定費の恐ろしいところ。いつの間にか大金を支払っている。
ということで、必要のないと感じた以下2つの契約を解約。
- FUJI wifi(¥2,640/月)
- OCNモバイルONE(¥700/月)
これによって、合計で月3,340円(税別)の節約。
月額だと大したことなさそうだけど、1年間で3,340円 × 12ヶ月 = 40,080円(税別)が浮く。
繰り返しにはなるが、通信料は毎日過ごしているだけで自動的に発生する固定費。
よって、ストレスのない範囲でなら下げるに越したことはない。
実践してみた生活改善術 ②:YouTube Premiumへの加入
次に「YouTube Premium」に加入した。
これは月額1,180円でYouTubeに以下3つの機能が追加されるというもの。
- 広告削除(CMが流れない)
- 画面オフでの連続再生
- 動画のダウンロード(オフライン再生)
この機能追加によりYouTubeが最強の学習アプリに変貌する。
というのも、広告オフ+画面オフ再生によってYouTubeを動画ではなく「ラジオ」として流し聞きできるようになるから。
食器洗いや歯磨きといった時間にBGMとして聞くことができる。
最近は教育系や解説系のYouTuberが増えたため、YouTubeの流し聞きによって勉強や情報収集の効率が爆上げされる。
著者曰く、「これで月額1,180円はいくらなんでも安すぎる」。
ちなみに、著者は本の中でワイヤレスイヤホンを使ってYouTubeを聞き流すことをおすすめしている。
実践してみた生活改善術 ③:ふるさと納税の活用
最後に、楽天市場での「ふるさと納税」の活用を予定している(2021年9月1日時点)。
ふるさと納税を一言で表すと、「来年の税金を前払いすると、2,000円で色んな返礼品がもらえる」というもの。
「ふるさと納税」というワードはきいたことがあったが、制度がよくわからなくて使ったことがなかった。
しかし、本書を読んでからネットで調べてみると、意外と簡単に利用できるようで驚いている。
特に一番心配していた税金の申請が予想よりもずっと楽に行える。
今後、別の記事で利用手順とおすすめの返礼品を紹介する予定。
ちなみに、著者おすすめの返礼品は以下のような日用品とのこと。
- 水500mL天然水
- 素焼きアーモンド
- コーヒー豆
- トイレットペーパー
注意点として、ふるさと納税は年収によって上限額が決まってくること。
上限を超えて納税してもただの寄付になってしまうので、自分の上限額は確実に把握しておこう。
「ムダ」の省き方 ④:まとめ
著者のトーマス ガジェマガ氏はブログ「ガジェマガ」と自身のYouTubeチャンネルを運営しているブロガー兼YouTuber。
主に電子デバイスと生活改善を中心に、有益な情報を笑いも交えてわかりやすく発信、解説している。
本書を読むのにかかった時間はだいたい2時間ちょっと。
ゆっくり読んでも3時間あれば最後まで読みきれると思う。
全体をとおして、ふと思ったつぶやきや雑談をきいているような感覚で読めるので、一方的に小難しい解説を語られているような気にならない。
この辺りは「読みやすさ」を重視したブロガーならではの文章で、どんどん読み進めることができた。
本書はより良い生活を送るきっかけの1冊として最適。
今より少し余裕のある生活を求めるという人は、ご一読ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう。