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9割の買い物は不要である〔満足度を高める買い物に必要な考え方〕【本レビュー】

ムダな買い物を減らしたくて買った書籍「9割の買い物は不要である」をレビューしていく。

 

というのも、

 

  • 買ったけど使わなくなる
  • 安いものを買って後悔する
  • セールや広告でムダ買いする

 

といった「ムダな買い物」が多くて悩んでいた。

 

そんなとき、書店で見かけたタイトルに惹かれて思わず購入してしまった。

 

もちろん買う予定があったわけではない。たまたま見かけただけ。

 

買ったときは、「これ自体が不要な買い物になりませんように、、」と何とも言えない気持ちだった。

 

しかし、今では「買ってよかった!」と思っているので、早速レビューしていく。

 

〔目次〕

 

9割の買い物は不要である①:良い買い物に必要な考え方を紹介

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本書では、「良い買い物」を増やすためのメソッドが解説されている。

 

良い買い物の特徴は、以下のとおり。

 

  • 高い満足感が続く
  • 長く使い続けることができる
  • 生活がより豊かになる

 

上記のような、「幸福度の高い買い物」に必要な考え方が数多く紹介されている。

 

一方、買い物の量を減らしたり、より安いもので済ませるといった節約術は書かれていない。

 

本当に必要な買い物だけを心がけることで、結果的にお金の無駄遣いも減らせるという内容。

 

ゆえに「9割の買い物は不要である」ということ。

 

9割の買い物は不要である②:損をしない買い物を行動経済学で論理的に解説

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この本を一言でまとめると、

 

現代社会の買い物で損を避ける技術・考え方大全」

 

といった内容。

 

本書の特徴は、買い物で「得する人」と「損する人」の違いを行動経済学を使って解説していること。

 

行動経済学とは、

 

心理学の要素を取り入れた新しい経済学の分野

出典:9割の買い物は不要である(2021年9月10日)著者/橋本 之克

 

簡単にいうと、心理学と経済学をミックスした学問のこと。

 

これによって、買い物をするときの何気ない行動や心理を論理的に解釈することができる。

 

「ネット注文するときのあの感覚はこういうことだったのか、、」といった具合。

 

今まで何となく感じていた感情が言語化されていくのが面白かった。

 

途中で行動経済学の専門用語が登場するが、日常生活や実際に行われた実験を例にわかりやすく解説されている。

 

理解に苦しむことがなく、最後まで飽きずに読みすすめることができる。

 

9割の買い物は不要である③:実践してみた内容

 

ここからは本書を読んで、実践したことを3つ紹介する。

 

実践してみた内容①:Amazon Prime会員の退会

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まず始めに、Amazonのプライム会員を退会した。

 

プライム会員は、年額4,900円で以下の特典を利用できるAmazonのサブスクサービス。

 

  • 最短翌日の配送が無料
  • 到着の日時指定が無料
  • プライムビデオが見放題
  • Amazon Music(約200万曲)が聴き放題
  • 会員限定のセール
  • 無制限の写真保存Amazon Photoの利用

 

これだけのサービスがたったの年額4,900円で手に入る。正直、安すぎる。

 

それでもプライム会員は思いきって解約した。

 

理由は、ネットでの注文が手軽になりすぎるため。

 

翌日配送と日時指定が無料というのは、ネット注文のハードルを間違いなく下げている。

 

プライム会員の年会費は安いかもしれないが、その特典でお金を無駄遣いしては本末転倒。

 

ということで、Amazonでの過剰な注文を抑えるためにプライム会員は解約した。

 

もちろん、年会費の4,900円も節約になる。

 

実践してみた内容②:まとめ買いをやめる

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次に、まとめ買いをやめた。

 

というのも、まとめ買いは「買いすぎ」の原因になる。

 

たしかに、セールでのまとめ買いは安く物を買える。

 

しかし、買った時点で使ったお金を考えると、必要な分だけを買ったときよりも出費は大きくなっている。

 

現時点で、多額の出費となってしまっていることに変わりはない。

 

さらに、買いだめをすると必ず家の収納スペースを占拠することにもなる。

 

お得だからといって、お金の許すかぎり大量に買いだめすることが最善かというとそうではない。

 

ということで、セールなどのまとめ買いはすべて禁止にした。

 

実践してみた内容③:定期購入をやめる

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最後に、Amazonで定期購入していた以下の日用品をすべて廃止した。

 

 

これには賛否両論あると思う。

 

というのも、基本的に日用品は定期購入のほうがお得に買い続けることができるから。

 

しかし、定期購入だと何だかんだで少し余ったり足りなかったりする日用品が発生する。

 

結局、ひと月だけ買わなかったり、追加で買ったりする必要が出てくる。

 

定期購入にしたからといって、完全に自動化できるわけではない。

 

むしろ、ひと月スキップや追加の購入が手間になってストレスになっていた。

 

ならいっそ、必要になったときに都度買えばいいという結論に至った。

 

ということで、定期購入もやめることにした。

 

必要なときに必要な分だけ買うことが、損をしないための基本。

 

安くなるからといって必要以上にお金を払っていては、お金が貯まることは永遠にない。

 

無駄遣いしないというのは、今この瞬間からの積み重ねだから。

 

先のことを優先して、今にお金を使いすぎるという本末転倒は何としても避けたい。

 

9割の買い物は不要である④:まとめ

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「買う理由が値段なら買うな、迷う理由が値段なら買え」という言葉がある。

 

元ネタは知らないが、個人的に好きな言葉なのでいつも意識するようにしている。

 

本書でも、買った物がどれだけの幸福や満足感をもたらすかを重要視している。

 

本書をとおして、値段を判断基準にしないことは人生を充実させるために必要な考え方であることを再認識できた。

 

充実した買い物習慣を始めるための1冊として、ご一読ください。

 

最後まで購読いただき、ありがとうございました。

 

また次の記事でお会いしましょう。